2018-01

ファイナル公演

昭和39年、日本がオリンピック開催国となって熱気に包まれていた頃、14歳の少女は黒澤明という偉大な巨人の前に立たされていました。あの時から….半世紀以上の時が流れ、その少女は演ずることを追いかけながら気がつけば還暦をとうに過ぎました。そして再び訪れようとしている祭典のうねり….不思議な時の巡りです。

10年間続けて来た「朗読の場」に一区切り付けることを決めました。そのファイナルステージ山本周五郎著「赤ひげ診療譚」を選びました。私の人生を導き照らす灯りとなった作品です。

人間の本当の幸せとはなんであろうか….真実とは、愛とは、山本周五郎、そして黒澤明も問いかけていた事です。人と人がつながっている様で希薄。何処かにバイアスがかかっている様な現代。師と仰ぎずっと背中を見つめて来たお二人の心の叫びをラストステージにお届けしたく、スタッフ共々燃えております。

春のスケジュールにお加え頂ければ幸いです。

二木てるみ

2018-01-08 | Posted in BLOG 日々のことComments Closed